イベント開催
岡山県 真庭郡 新庄村 農業観光イベント

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課題提供・審査

プロジェクト概要

新庄村の観光・農業における地域課題をテーマに、学生エンジニアを中心としたハッカソン「Local×TECH つなげるハッカ村 〜技術で賑わう新庄村〜」を開催しました。2026 年 3 月 10 日から 13 日までの 3 泊 4 日の合宿形式で、ブリリアント伊豆(静岡県伊東市)を会場として実施。岡山県内の学生 3 名を含む計 19 名が 4 チームに分かれて参加し、新庄村職員の方に審査員としてご参加いただきました。

私たちはかねてより「IT の力で地域課題に向き合えないか」と、連携できる自治体を模索してきました。新庄村では、主力作物「ひめのもち」を中心とした農業や観光の振興に取り組む中で、外部の人材やスキルとの接点を作り、地域に残る事業につなげたいという課題意識がありました。一方、村を訪れる観光客は春の桜シーズンに集中し、農家と観光客の間に継続的な接点が生まれにくいという実情もありました。

こうした双方の問題意識が重なり、観光客の村内滞在時間を伸ばしつつ農業への関心を促し、関係人口の拡大につなげることを目標にハッカソンを企画しました。あわせて、学生がアイデア出しから試作開発・プレゼンテーションまでを一気通貫で経験できる機会をつくること、そしてハッカソンの成果を実証実験・継続開発へ発展させ、単発で終わらない関係づくりの起点とすることも目的としています。

新庄村の農業と、村を訪れる観光客との関わりを増やすことをゴールに、2 つのテーマから各チームが選択して開発に取り組みました。テーマ A は、道の駅を訪れた観光客が新庄村の農業・農作物・生産者などについて知るきっかけとなる Web アプリです。テーマ B は、観光客が村内の複数スポットを巡りながら農業を学べる Web アプリです。いずれもハッカソン後に村内へ QR コードを設置し、実際の観光客にアクセスしてもらう実証実験を想定しています。

チームごとに議論と実装を繰り返しながら、短期間で提案を形にしていく進め方を取りました。審査項目は総合優勝・コード賞・プレゼン賞・今後の展望賞・UI・UX 賞を設定し、技術選定だけでなくテーマとの一致や継続開発可能性も評価の対象としています。総合優勝・プレゼン賞・UI・UX 賞はチーム A、コード賞・今後の展望賞はチーム C が受賞しました。各チームの成果物は、関連取り組みの各ページをご覧ください。

審査に加わった新庄村村役場の千葉智明さんからは、「自分たちの村をここまで考えてくれる学生がいることが、純粋に嬉しかったです」という声をいただきました。ハッカソンで生まれたプロトタイプのうち、チーム A とチーム C の成果物を統合した新プロジェクト「HimeMatch α」を立ち上げ、新庄村での実証実験に向けた継続開発を進めています。地域課題を外側から眺めるのではなく、現地の声や実情を踏まえて一緒に考え、試していく伴走型の進め方を大切にしています。