新庄村×学生エンジニア
「よっとこ!新庄村」は、岡山県真庭郡新庄村と株式会社 WESEEK が共同で提供する、「ちょっとうれしい交流のきっかけ」をコンセプトにした Web サービスです。2026 年 6 月 24 日から、道の駅をはじめとする村内のスポットで実証実験を開始しました。
背景にあるのは、新庄村が抱える観光の課題です。村は特産の「ひめのもち」を軸とした農業と観光でまちづくりを進めていますが、観光客の来訪は春の「がいせん桜」シーズンに集中しており、農家と観光客が継続的に接点を持つ機会は多くありませんでした。この偏りをならし、村を訪れた方と村民が自然に出会える仕組みをつくることを目指しています。
中心となるのが交流機能です。村の住民が提供する体験や手伝いのコンテンツに、観光客が参加できるようにしました。参加のハードルを下げるためにアカウント登録は不要とし、スマートフォンのブラウザから名前を入力するだけで申し込めます。参加された方には、ちょっとした記念品を贈呈します。
7 月中旬には AR 記念撮影機能を追加しました。村内スポットに設置した QR コードを読み込むと、新庄村のキャラクター「ひめっ子」と一緒に記念撮影ができ、撮影した写真は端末への保存や SNS への共有が可能です。訪れた記憶を持ち帰り、村の外へ広がっていくことを狙っています。
運営は、新庄村が地域コンテンツの提供と現地運用を担い、WESEEK が開発と運営を担当する伴走型の体制で進めています。実証実験では、村内回遊の促進、訪問者の満足度、村民との交流創出効果の三点を検証しています。
「よっとこ!新庄村」のソースコードは、オープンソースソフトウェアとして GitHub で公開しています。改善や機能追加を通じて、村の外からでも開発に関わっていただけます。
このサービスは、2026 年 3 月に開催されたハッカソン「Local×TECH つなげるハッカ村 〜技術で賑わう新庄村〜」から生まれました。学生エンジニアを含む 19 名が 3 泊 4 日で開発に挑戦した成果を、実際に村で動くサービスとして形にしたものです。今後は新庄村現地での協定式を予定しているほか、同様の課題を抱える自治体・地域への展開、地域金融機関をはじめとする関係機関との協働、WESEEK が開発するプラットフォーム「ローカルハッカー」との連携を進めていきます。